サパティスタ民族解放の自治区に行って来た2 | 南米リアルタイム旅行記 Forブログ

サパティスタ民族解放の自治区に行って来た2

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(こういう帽子の3人が対応してくれた。)

オベンティック自治区では、目出し帽を被った3人の人たちに事務所(小屋)へ案内された。
3人のうち2人は女性である。サパティスタは、徹底した男女平等を実践しており、
サパティスタ民族解放軍(EZLN)の女性兵士のなかには女性司令官もいる。

このなかで、サパティスタの歴史や活動内容、自治区での注意事項について説明を受けた。
目の前にいる3人の雰囲気は、覆面こそしているがゲリラ戦士というよりは、普通の農民ぽい。
実際、普段は農業などを営み、交代で自治区の仕事をしているらしい。

もともと、私生活では先住民それぞれの言語で会話をしている彼らは、
スペイン語が上手ではない(話をするとき、ノートに書いてあるスペイン語の文章を見ながら話していた)。
また、対応にもたどたどしさが残る。
話を聞いていると、インターネットを武器にしたゲリラといわれるような洗練された雰囲気はないが、
自分達の手で、できることをやって行くんだという気概が感じられた。

また続く。


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