サパティスタ民族解放軍の自治区に行ってきた1
(オベンティック自治区)
中南米地域の旅行者にとって、
ゲリラというと強盗と同義だし、
その自治区というと犯罪王国という恐ろしいイメージがある。
主要産業は「営利誘拐」と「麻薬栽培」とかね。
しかし、全てのゲリラがそういう犯罪集団ってワケじゃない。
僕らが行ってきたのも、
メキシコで真面目にがんばるゲリラの自治区。
あ、別に危ない場所じゃありません。
戦闘をやってる訳でもないし。
サンクリストバルから乗合バスで一時間半、
自治区のオベンテックへ到着。
パスポートを預けしばらく待つと、
サパティスタ側の係員が現れた。
3人、全員が目出し帽をかぶっていた。
銀行強盗とか忍者がかぶるようなアレだ。
見た目だけなら、いかにも「ゲリラ」だった。
(つづく)
※サパティスタ民族解放軍
メキシコ先住民の人権回復のため1994年に蜂起したゲリラ。
インターネットを駆使して、世界中に味方を作り注目を集めた。
詳しくは以下に
→ハイテク・ネットを駆使して戦うゲリラ組織
世界ヘンテコ通信更新 → 第5回:女体盛りが270円で食える?